電子ギフトなどのデジタルギフトは、わざわざ店頭まで行かなくてもオンライン上で簡単に購入できるといった利点があります。これに伴い、ネット上で電子ギフトカードを販売するギフトカードモールが増えてきているのです。今回は、このギフトカードモールについてお話ししたいと思います。
少しずつ認知度が上がりギフトカードモールが増えてきている
ギフトカードモールとは、自社の店頭などに複数他社のギフトカードなどを陳列して販売する、一つのビジネスモデルの事を指しています。海外では比較的主流となっている販売形式ですが、2009年ごろから日本でも多くの企業やコンビニエンスストア、書店などでこのビジネスモデルの導入を行い始めました。
ギフトカードモールを導入するメリットはあるの?
このようなプリペイド式のギフトカードは、売れる前はただのプラスチックカードで、金券としての意味はなさないものになっています。そのため、セキュリティー上の問題もクリアされているほか、金券として管理する必要がないといったメリットもあるのです。販売店は、ギフトカードが売れれば当然コミッションを受け取ることができます。このようなビジネスモデルが海外で成功していることを踏まえ、各社が導入をし始めたという背景があるのです。
代表的なギフトカードモールはやはりコンビニや書店
コンビニエンスストアには、各社たくさんの数のプリペイドカードやギフトカードが陳列されています。多くのギフトカードを取り扱うことにより、集客につながるといったメリットもあるからです。また、利用者側からしても購入しやすくニーズが高いともいえます。
また、書籍やCDなどの相互販売の観点もあって、書店の店頭などでも多くギフトカードモールを取り入れるようになっています。紀伊国屋書店などでは、店頭だけでなくオンライン上のウェブサイトでもギフトカードモールを展開しています。紀伊国屋書店では、店頭やオンラインストアでの書籍購入や電子書籍の購入に利用できるオリジナルのギフトカードも販売しているのです。
ドン・キホーテなどの量販店は、非常に多くの種類のギフトカードやプリペイドカードが陳列されています。このようなバラエティーショップなどでも、多くギフトカードモールが採用されているのです。また、大手ショッピングセンターなどでは、アマゾンギフト券やiTunesカードのように認知度の高いオンラインサービスやコンテンツ向けのギフトカードだけではなく、写真プリントやコーヒーギフト、リラクセーションサービスや温泉施設などで利用できるカードなど、多種多彩なギフトカードの提供を行っているのです。
今後、このようなギフトカードモールはますます規模を拡大していくことが予想されています。それに合わせて、ギフトカードを発行する企業やサービスもどんどん増えていくことでしょう。ギフトとしての幅や用途も広がるため、期待が高まりますね。